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JTBパブリッシングの出版案内

北海道から沖縄まで47都道府県に大小あわせて3,000を超える出版社が活躍しています。その中から、地域に根ざし、地域を見つめ、地域の魅力を深く引き出す本づくりをおこなう出版社をフォーカスした連載企画「地域を見つめて、本づくり ~ご当地出版社の挑戦~」。今回は「県産本」という言葉があるほど、ご当地出版社・ご当地本がいっぱいの沖縄県から。「新星出版」「コミチャン」(那覇市)、「近代美術」「光文堂コミュニケーションズ」(南風原町)、「むぎ社」(中城村)をご紹介します。

那覇市新星出版

月刊誌から週刊紙、県内各地の字誌まで! 沖縄をくまなく伝え、活字に留める出版社

『月刊オキナワグラフ』や隔月刊『うない』の担当部署、メディア部の愉快な面々(^O^)

120余年の歴史を持つ『琉球新報』の版元、琉球新報社の出版物をメインに手掛ける新星出版。アメリカ統治下の1958年に産声を上げた『月刊オキナワグラフ』をはじめ、琉球新報のタブロイド紙『週刊レキオ』や同紙の隔月マガジン『うない』など、地域に根ざした定期刊行物を発刊しています。ハードカバーでは『フィールドガイド 沖縄の生きものたち』や『沖縄のセミ』等々、沖縄固有の生物を鮮やかなカラー写真で紹介するネイチャーシリーズが自信作。琉球史をひも解く全20巻の文庫シリーズ『新・琉球王統史』は老若男女に愛読されているほか、県内企業の社史や各地の字誌、学校新聞なども実績多数。昔から真摯に「沖縄の今」を伝えている出版社です。

新星出版株式会社

住所:沖縄県那覇市港町2-16-1 琉球新報開発ビル2F/創業年:2002年/従業員数:48名/2014年発行点数:25点/URL:http://www.s-syuppan.com/

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『オキナワグラフ 2015年9月号』

沖縄にとって「台風」は、昔も今もいちばん身近な天災です。長雨がもたらす地すべりも、時にわれわれの生活を根こそぎ脅かします。県民はいかにして天災に立ち向かい、今日の強い街を築き上げたのか。防災グッズの最前線は? 防災の日にからめた巻頭特集は必見です。

那覇市コミチャン

一人出版社として沖縄からマンガを発信! 地元の隠れたネタを探求してます

「実話・地名笑い?!話」作者の南原明美先生と、着物がユニホームの編集長でパチリ!

弊社ウェブサイト「コミックチャンプルー」は「発表の場が欲しい」というマンガ家の声を受け、2007年8月に開設。ウェブマンガとして無料掲載で原稿料もナシでやってましたが、「原稿料がほしい」との声を受け2012年に有料の電子書籍配信へ。2014年には100円のミニマンガシリーズのほか印刷書籍も。作品は沖縄をテーマに、ストーリーマンガ、4コママンガ、1コママンガ、小説も。内容は歴史・民族、グルメ・ガイド、ファンタジー、ギャグなど。あまり売れてませんが、沖縄のマンガ家が県内でやっていけるよう、チラシ、パンフレット、雑誌、キャラデザイン、イベント、講師等、マンガなら何でもやってます。

株式会社コミチャン

住所:沖縄県那覇市寄宮1-6-20/創業年:1995年/従業員数:1人(社長兼編集長のみ)/2014年発行点数 :17点/URL:http://comichan.com/

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『実話・地名笑い?!話 本部編』

沖縄県内にある2つの「本部」について、その関係性を探るべく、作者の「ナンさん」と編集長が奔走。1つ調べるとギモンは深まるばかり。探偵気取りでナゾを追う2人だが、行き当たりバッタリの取材うえ、本題から外れたネタを入れ込んだりしてナゾは本当に解決するのか?! 実際の取材を面白おかしく描いたレポートマンガ。

南風原町近代美術

沖縄のお店と読者を繋げる本、おでかけセレクトブック100シリーズ

女性を中心とした幅広い世代の方達と意見交換をし、厳選したオススメ情報を発信しています!

私たちは沖縄県で印刷業をメインに、広告代理業、観光関連事業なども行っている企業です。出版では、おでかけをコンセプトに、沖縄県内のスポット情報を「1テーマ、100スポット」で紹介するポケットサイズのセレクトブックを発刊しております。地元編集部より、独自にリサーチされたスポット情報から、オススメの100スポットを厳選し、取材・編集を行っています。誌面に掲載される情報については、すべて無料取材・無料掲載。広告に左右されない信頼性の高い情報を提供することを、編集部第一のモットーとしています。読者の皆さんが本を読み、実際にお店に足を運んで、身近な場所にある魅力を感じてほしいです。

株式会社近代美術

住所:沖縄県南風原町字兼城206/創業年:1967年/従業員数:194人/2014年発行点数:6点/URL:http://www.p-kindai.co.jp/

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『眺めもおいしいお店100(2015年版)』

海、森、庭でホッとひといき出来るステキな眺めのお店をご紹介! 美しい青の海や緑に包まれながらのんびりゆっくりと、至福の時間をたっぷり過ごせるお店をセレクトしました。すてきな景色を眺めながらのお食事やおしゃべりはこれまた格別! 日常を離れてのんびりと過ごしたいときにきっと役立つ1冊です。

南風原町光文堂コミュニケーションズ

普段の暮らしの中にある沖縄の素敵なことを、丁寧に伝えています

お気に入りの表紙と一緒に。良く笑い、良く食べる編集部です

3ヵ月に1度発行の季刊誌「おきなわいちば」では、毎号様々な特集を組んで観光視点では気がつかない「普段の沖縄の魅力」を紹介しています。創刊から11年が経ちますが、創刊以来ずっと大切にしていることは「丁寧に伝えること」。何度も編集会議を重ねて作られる雑誌は、ただ情報を発信するだけではなく、どうすれば作り手の想いをきちんと読者に届けることができるかを意識し、取材や文、写真、デザインの全てにこだわっています。旅行で沖縄に訪れる人だけでなく、沖縄に暮らす地元の人々にも沖縄の良さを再発見してもらえる雑誌を目指しています。

光文堂コミュニケーションズ株式会社

住所:沖縄県南風原町字兼城577/創業年:1950年/従業員数:144人/2014年発行点数:47点/URL:http://www.okinawa-ichiba.jp/

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『おきなわいちばVOL.51 2015秋』

『おきなわいちばVOL.51 2015秋』の特集は「おしゃれ」。おきなわいちば初となるアパレル特集です。オキナワメイドの服やアクセサリーでのコーディネート術、お気に入りの一着に出合えるお店紹介のほか、服を作る人たちの想いも丁寧に綴っています。どの服もまじめに、心をこめて作られている沖縄の暮らしに寄り添うものばかりです。

中城村むぎ社

暮らしの匂い立つ本づくり

自宅の一角が事務所になっています

陋習と嫌悪されがちな古俗の伝える先人の英知を識る手がかりの得られる本づくりをモットーに、こだわりの本づくりをつづけています。古俗の中にこそ沖縄の人びとが紡いできた匂い立つ暮らしの記憶があります。古きことは因襲として容赦なく切り捨て、新しきことが価値ある情報として氾濫する時代。そうした時代の趨勢にあえて背を向けて、独自のテーマに取り組むのも出版の醍醐味。失われゆく習俗に対する甘っちょろいセンチメンタルな気分ではなく、記憶を呼び醒し、記録する一冊一冊をていねいにつくっていきたいと願っています。

むぎ社

住所:沖縄県中城村南上原425-1/創業年:1987年/従業員数:3人/2014年発行点数:1点/URL:http://www.mugisha.net/

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『沖縄祝い事便利帳』

人生の節目節目に訪れる祝い事は、古俗の宝庫であると同時に、今を生きる沖縄の人びとの日常をありのまま映し出す合わせ鏡でもあります。沖縄社会を識りたければ祝いの席に参列するのがもっとも手っ取り早いと言われる所以でもあるのです。祝いを通して古俗の基底に流れる《オキナワンスピリッツ》を描き出します。

本ページ内掲載の内容は2015年9月現在のものです。

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