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深川逍遥【江戸楽 2017年5月号(No97)】#001

深川逍遥【江戸楽 2017年5月号(No97)】#001

  • 324円(税込) 本体価格:300円
  • 付与ポイント3pt
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内容紹介

四谷からあてどもなく市電に揺られていた永井荷風は、停電のため茅場町付近で降ろされた。周りを見渡せば「貧相に厚みも重みもない物置小屋のよう」な西洋造りの建物が連なり、電柱には「意匠の技術を無視した色のわるいペンキ塗の広告がベタベタ貼ってある」。車掌は荷風が要求もしないのに何故か深川行きの乗換切符を渡してくれた。「自分は憤然として昔の深川を思返した。幸い乗換の切符は手の中にある。自分は浅あ さ間ましいこの都会の中心から一飛びに深川へ行こう―深川へ逃げて行こうという押えられぬ欲望に迫せめられた」 荷風はこの日のことを『深川の唄』に記している。若き頃に訪れて感動した、江戸情緒溢れる深川を思い返しながら歩いた。橋が架けられたり道路が広がったりと、景色は幾分変わっているが、「心は全く十年前のなつかしい昔に立返る事が出来た」と書いている。不動堂の門前に、三味線を手に歌沢節を唄う盲目の男がいた。「自分はいつまでも、いつまでも、暮行くこの深川の夕日を浴び、迷信の霊境なる本堂の石垣の下に佇んで、歌沢の端唄を聴いていたいと思った」 今、深川に荷風が歩いた景色を見出すことは難しいが、目を凝らせば入り組んだ路地や水路、寺社や史跡が見えてくる。目を閉じれば、潮の香りが川面を伝ってくる。かつては木の香りがそこら中に漂っていたという木場の町も様変わりしたが、今なお木材関連の企業や工場が残り、土地の記憶と木の文化を伝えている。角かく乗のりや手て古こ舞まいの伝統芸能は脈々と受け継がれ、江戸っ子の心意気は祭で花開く。 本特集では空から、水辺から、陸から、それぞれのアプローチで深川の歴史を紐解きながら江戸の面影を探してみたい。そして、そこに暮らす人々が歴史を受け継ぎ、町の魅力を発信する取り組みも紹介する。※この電子書籍は2017年4月にエー・アール・ティから発行された図書をもとに作成したものです。電子書籍化にあたり、一部誌面内容を変更している場合があります。

タイトル掲載誌/抜粋タイトル

江戸楽 2017年5月号(No97)江戸楽 2017年5月号(No97)

一冊東京都

540 円(税込)

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