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ご当地本からひもとく「地域のコト」 第3回:『京都珍百景』で知る、「珍」京都のススメ

「日常と食のコト」でくらしを楽しくするライフスタイルマガジン「ケノコト」と「たびのたね」のコラボ企画記事。ご当地本からみえてくる、地域の日常や文化、知られざる魅力をご紹介します。第3回では、京都府のご当地出版社・コトコト発行の『京都珍百景』をひもときます。

みなさん、修学旅行はどちらに行きましたか? 日本にはたくさんの個性的な地域がありますが、修学旅行先の定番といえばやはり京都ではないでしょうか。学校で学んだ日本の歴史の舞台であり、いたるところに古くからの神社仏閣が残っています。

朱の色が印象的な神社の雰囲気、洗練された庭園、祇園を歩く舞妓さんや芸妓さんの姿。京都で感じられるのは、ゆったりした「雅」の美しい空気感です。
ただ、それらはいわば京都の「表」の魅力です。京都には、まだまだ知られざる「裏」の魅力がたくさんあるのです。
京都発のご当地本『京都珍百景』(コトコト発行)からみえるのは、その名のとおり京都のさまざまな「珍」風景。ページをめくるにつれ、「へー、なるほど!」「なにこれ、見てみたい!」と思わせる風景が、これでもかこれでもかと紹介されています。
 

バーテンダーはお坊さん!?

京都にはたくさんのお寺がありますから、もちろんお坊さんもたくさんいます。そして京都のお坊さんのなかにはバーテンダーを務める方もいるのだとか。マスターがお坊さんならば、きっと聞き上手なはず。そんな「坊主BAR」に行けば、小さな悩みから深~い人生相談まで、グラス片手についつい長居をしてしまうことでしょう。
 

京都ならではの「いじわる」な風景

狭い路地が多い京都の街。その街角をじっくりみれば、京都に暮らす人々の知恵を垣間見ることもできます。
狭い道ゆえに、車の往来が重なれば家の壁にぶつかってしまう。そんな事故を防ぐために道の角に置かれた大きな石が「いけず石」。いわゆる車避けです。
「これ以上近くに寄ると、ぶつかりますよ、気をつけてくださいね。」
という注意喚起のために設置されているのだとか。
「いけず」という言葉には「いじわる」という意味があるのだそうです。車の運転手からすると、「いじわる」に置かれた石ですが、そこにあらわれているのは京都人の粋な知恵。普通に歩いていると見落としてしまいがちですが、いざ知ってみると、なるほど納得の風景です。
 

インパクト大な珍祭事

さて、どうやら京都にある「珍」スポットは街中だけにとどまらないようです。全国にはさまざまなお祭りがありますが、なかでも奇祭と呼ばれる一風変わったお祭りは京都にも残っています。
例えば「チョッペンの儀」という不思議な名前の儀式が行われるお祭り。写真を見ると、お神輿の棒にぶら下がった若者が逆さ大の字に足を広げています。若い男性が成人になるための儀式だそうですが、思わず写真を凝視してしまいます。
それから、一晩中念仏を唱え続ける「ミッドナイト念仏」。こちらは一般の人も参加可能で、老若男女が幅広く参加しているそうです。出入り自由で気軽に念仏にふれられる京都の人々、ちょっとうらやましいですね。もちろん観光客も参加できますよ。
 

京都の街中に散らばっている「珍」風景、いかがでしたか?
ひょっとしたら、京都には観光客が知らない「珍」風景がまだまだ隠されているのかも。ありふれた情報だけでなく、すこし違った視点から見渡してみれば、新しい京都の顔を見つけることができるかもしれません。
 

さて、修学旅行以来京都はご無沙汰のみなさん、「雅」なよそゆきの京都しか知らないみなさん、この本で紹介されている「珍」京都もなんだか楽しそうな気がしませんか? この街の歴史の深さは、こんな「珍」風景にこそあらわれているのかもしれません。
 

『らくたび文庫No052「京都珍百景」』

発行:コトコト
1200年の歴史の京都の街に出現する珍なる風景やモノ。それも奇をてらった恣意的なものではなく、いたって大真面目で歴史的な背景を持つ「珍」なるものを紹介。あとは自分の目で確かめるしかない!! 京都の魅力再発見の一冊です。

「ケノコト」

毎日の何気ない暮らしこそ大事なことがたくさん。ケノコトは日常と食をより楽しくするメディアです。ケノコトの“ケ”は、「食べる」や「糧」といった食(け)のことと「ハレとケ」のケ=「日常」を表しています。ケノコトのコンセプトは“ココのある暮らし”。ココとは個々(1人1人)、此所(色んな場所で)、小幸(小さな幸せ)。日常を彩るちょっとした幸せ。そんな瞬間が生まれるきっかけをつくること、それが「ケノコト」の役割です。

―ご当地本からひもとく「地域のコト」―
第1回『信州の発酵食』からみえる
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「珍」京都のススメ
第4回『オキナワグラフ』で知る、
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