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Vol.5

「大仏Wi-Fi」「無料電話」 日本一美男子と言われる高岡大仏に会いに行ったら優しすぎて惚れた

1周年を迎えた電子書籍サービス「たびのたね」は、45周年を迎えた「ジャポニカ学習帳」とコラボ企画を実施中です。

ジャポニカ学習帳を発売するショウワノートの本社工場が富山県高岡市にあるというご縁で、富山旅行に来ています! 前回はグルメスポットをめぐったので、今回は高岡の観光スポットとして有名な「高岡大仏」を目指すことに。なんでも、高岡大仏は「日本一の美男子」と呼ばれているのだとか。これは気になる。

あいの風とやま鉄道、またはJRの高岡駅から徒歩10分。高岡大仏がある「鳳徳山大仏寺」に到着です。敷地の外からすでに姿が見えていますが、近づいて「日本一の美男子」のご尊顔を拝見してみましょう!

高岡大仏の総高は15メートル85センチ。高岡の伝統工芸である「高岡銅器」でできています。高岡は1609(慶長14)年から銅器の街として発展し、現在では国内の銅器の約90%が高岡産なんだとか!

お寺を訪れていた地元の方々に高岡大仏について聞いてみたところ、「いつも散歩ついでにご挨拶するよ」というように、身近な存在として親しまれていました。

日本一の美男子と呼ばれていることについては「高岡の大仏しか見てなかったからわからないけど、そう言われてみればそうかもねえ」というテンション。そんなに美男子で売ってないのかもしれません。

筆者は、くるんとしたヒゲがオシャレだと思いました。

背中の輪っかは「光背(こうはい)」と呼ばれ、仏様から発せられる偉大な後光を表現。

一番上には「キリーク」という梵字が刻まれています。この光背のおかげからか、高貴な顔立ちに見えました。

お寺の中でこんなものを発見!

大仏からWi-Fiが飛んでます! なんだか「ありがたいWi-Fi」という感じがしますね。

調べてみたところ、こちらは「新高岡市誕生10周年記念市民提案事業」として設置された無料Wi-Fi。地元企業の末広開発が市に企画提案をし、2015年7月からスタートしたサービスなんだとか。この場所以外にも、高岡市内の複数の観光地に無料Wi-Fiを置いているそう。朝5時~19時まで使えます。

末広開発のまちづくり事業部の二口(フタクチ)さんは、「もともと高岡大仏は市民が建てたものなんです。国の管理ではなく、重要文化財に指定されているわけでもないので、設置はスムーズにできました」と言います。

ハードルが低くてすばらしい! 親しみやすくて便利な高岡大仏。美男子の称号なんてなくても、リアルにモテるやつでした。

さらに!

高岡大仏が鎮座する台座の下は回廊になっていて入ることができます。中に入るとこんなものが……

通話料無料でタクシーを呼ぶことができる「タクシー直通無料電話」!

阿弥陀三尊と諸仏の真横に置いてくれるんですね。どこまで優しいんだよ高岡大仏!

日本一美男子の大仏というよりも、すごく優しいイイ男だった高岡大仏。みなさんも高岡へ来たら一度は会いに行ってみてください。きっとその優しさに惚れ惚れするはずです。

次回は、この無料電話で呼んだタクシードライバーさんおすすめのグルメスポットへ出掛けたいと思います。

【鳳徳山大仏寺】
所在地 富山県高岡市大手町11-29
拝観料 志納
拝観時間 6:00~18:00(台座回廊拝観時間)
休日 なし

※本ページ掲載の内容は2015年11月現在のものです。ご利用の際はご注意ください。

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