loading...

JTBパブリッシングの出版案内

北海道の絶景 vol.04 摩周湖の星空 〜案内人 詩歩〜 写真:JR北海道

4回目の今回は、冬におすすめの星空鑑賞。この冬、ぜひ満天の星空に出会ってください。

手を伸ばせばすぐそこに! この眼で見られる天の川

写真:山本純一/アフロ

北海道東部川上郡にある摩周湖。世界屈指の透明度を誇るも、普段は深い霧に囲まれ、なかなかその姿を見せてくれない湖。その恥ずかしがり屋さんは、なんと湖水だけではなく空気もとっても澄んでいるんです。
夜の展望台。空を見上げるとそこには……360°見渡すかぎりの満天の星空! 摩周湖周辺は街灯が少なく、また地形的に近隣の集落の明りが届きにくいため、夜は暗闇に包まれます。そんな絶好の環境下だからこそ、肉眼で天の川や惑星を鑑賞することができるんです。
運よく摩周湖が霧から顔を出してくれたら、星空が湖に反射する絶景も見られるかも!? 寒くなればなるほど、空気が澄んで綺麗になる星空。それならば、いちばん寒い日に行ってみてはいかがですか?

たとえばこんな絶景旅プラン

Day1

写真:JR北海道

SL冬の湿原号

釧路駅~川湯温泉駅・標茶駅間を、1~3月のみ限定運行する蒸気機関車。白銀の釧路湿原を力強く疾走するSLは、道東の冬の風物詩。車窓から白い雪原に舞うタンチョウの姿が見られることも。車内はニス塗りの重厚な壁や木枠など、レトロな雰囲気が漂う。全車指定席なので乗車前に要予約。【DATA】時間:11時20分釧路発(上り)/料金:釧路~川湯温泉片道1840円+指定席820円/運転日など詳細はHP参照(http://www.jrkushiro.jp/sl2015/)/ TEL:0154-22-4314(JR釧路駅)

 

摩周湖星空ツアー

夜の摩周湖は周りに遮る山もなく、360°見渡す限り満天の星空。夏は夜空にかかる天の川、冬は輝くダイヤモンドダストが見られる。運がよければ流れ星や人工衛星が見られることも。ツアーでは、ガイドがポインターを用いて、星の探し方や星座にまつわるエピソードを説明してくれる。【DATA】住所:北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野(摩周湖展望台)/時間:冬季は19時30分~21時、夏季は20時30分~22時(移動時間を含む)/休み:無休/料金:2700円/TEL:015-483-2101(ツーリズムてしかが)

Day2

釧路の冬の海の幸

タラバガニ、毛ガニ、ほたて貝、つぶ貝など、通年にわたって海の幸が豊富な釧路。冷たい空気が街中を包み込む冬は、海の幸の身もしまり、味が良くなる季節。釧路市周辺に漁場が多数あり、栄養満点で冬は味も格別なカキ、鮮やかなピンクの身がコリコリとして美味しいホッキ貝など、冬の味覚を楽しみたい。【DATA】TEL:0154-31-1993(釧路観光コンベンション協会)

Day3

和商市場

函館の朝市、札幌の二条市場と並ぶ、北海道三大市場の一つ。釧路港で水揚げされた新鮮な魚介類を中心に、雑貨、青果などを販売する約60店が、大きな建物の中にひしめく。現地発送も可能なので、おみやげ選びにも最適。市場内でごはんを買い、好みの海産物を各店舗から選び、自分だけの丼を作る「勝手丼」が名物。【DATA】住所:北海道釧路市黒金町13-25/時間:8~18時(1~3月は~17時)/休み:日曜(営業日あり、要問合せ)/TEL:0154-22-3226

 

釧路湿原のタンチョウ

アイヌ語で「サルルンカムイ(=湿原の神)」と呼ばれるタンチョウは、1952年には国の特別天然記念物に指定。春・夏は釧路湿原で繁殖や子育てをして、11~3月にはその保護を目的に運営される観察施設や給餌場に現れる。冬景色の中のタンチョウを撮影したいなら、「阿寒国際ツルセンター[グルス]」(TEL:0154-66-4011)がおすすめ。【DATA】TEL:0154-31-1993(釧路観光コンベンション協会)

行程

1日目 釧路空港まで移動 → バス → 釧路 → 釧網本線(SL冬の湿原号) → 川湯温泉/泊 ※夜、星空ツアーへ
2日目 摩周湖・屈斜路湖で観光&ランチ→ 釧網本線 → 釧路/泊 ※夜は海鮮三昧!!
3日目 和商市場で勝手丼 → 釧路湿原でタンチョウ観察 → 釧路空港 → 帰宅

旅の情報

予算 約5万円 ※現地で必要な金額の目安です
絶景までのアクセス 釧路空港 → バス → 釧路 → 釧路本線 → 川湯温泉 → 送迎バス → 摩周湖

~冬しか見られない!北海道の絶景~
vol.1 層雲峡氷瀑まつり
vol.2 美瑛町のサンピラー
vol.3 利尻富士

PROFILE 詩歩(Shiho)

1990年生まれ。静岡県出身。早稲田大学卒。運営するFacebookページ「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」が60万以上の「いいね!」を獲得。2013年8月に同名書籍化し、オリコンランキングにて2部門で1位を獲得するなど話題に。翌年、続編となる『日本編』を出版し、シリーズでベストセラーとなっている。現在は「絶景案内人」として活動し、旅行商品のプロデュースや講演活動、企業とのタイアップなどを行っている。

本ページ内掲載の内容は2015年1月現在のものです。
ご利用の際はご注意ください。
 

ページトップへ戻る